アトリエ通信

2020.3March

手仕事サークルで糸紡ぎを体験しました

3月の手仕事サークルは、岡山県笠岡市の「あるでばらん」さんで羊毛の糸紡ぎをしました。

この企画は岡山市和気郡にお住いのnacoさん(佐伯晃男さん、志保さんのご夫婦)が開催されました。日々の暮らしがものづくりとともにある生活を実践されている夫婦です。現在中学生の娘さんは、4歳頃から両親が糸を紡いでいるのを見て自然に紡いでいたそうです。今回はnacoさんと共に、講師として来てくださいました。

足:ペダルを踏んで糸車を回します。踏むスピードで糸車の回転が変わります。
手:羊毛を引き出し、細くなった毛がよれて糸になり、巻き取られていきます。

糸紡ぎは簡単そうに見えるけどやってみると難しい。手と足の速度やリズム、タイミングが調和しないとできないのです。
アドバイスを聞きながら、速度を調節してみたり、踏む足や手を変えてみたり…。試行錯誤をしながらしばらく試しているうちに、フッと力が抜けてスルスルと糸になる感覚がわかる瞬間があり、どの人も紡げるようになりました。

昔ながらの道具で糸を紡ぐという作業は、手、足、目、耳、皮膚など全身を使うのだと体験できましたし、自分で紡いだ糸を手にしたときの何とも言えない充実感。できた糸を手にしたときの充実感、それを共有できる喜び。本当に良い時間を過ごしました。

nacoさんの糸紡ぎワークは、いずれ当薬局でも行います。

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