2021年の『水運不及 太陰司天 太陽在泉 辛丑』という運気論
水運不及・・・「水」の運気が弱い
太陰司天・・・2021年の前半を表す 「土」の気が支配する
太陽在泉・・・2021年の後半を表す 「水」の気が支配する
これを五行の相生相克関係で表すと
全体のバランスから考えると、「土」の運気が強い年になります。
また、相関図で見ても、「土」と「水」の関係性に集中する年。
「水」の「先天の精」 と 「土」の「後天の精」 との関りが表面化する年。
「精」とは、生命活動の根本物質で、
組織や器官を構成する基本的物質をいい、
気・血・水など人体を構成する全ての物質やエネルギーの総称を意味します。
「先天の精」は、主に父母(両親)より受け継がれた生命エネルギーです。
胎児の原始的物質となり、生命が誕生する本源でもあります。
誕生から死まで、人体を維持して活動する重要なものです。
「後天の精」は、育つ過程における大気や土地のエネルギーや
飲食物から得られるエネルギー
後天の精は、先天の精を補充して双方を補う役割や
この2つの物質関係の調整の役割があります。
つまり、今年は身体的にも、最も根源的な影響が現れるという年になります。
地球が誕生して45億年、細菌やウイルスが誕生して30億年、
細菌やウイルスがこの地球に生物を育ませてきた。
そんな生命体の多い地球に仲間入りした人類は、たかが数十万年前からの新参者。
そして、自然を破壊し、地球にダメージを与え、ある生物を絶滅さえさせてきた歴史がある。
我々人類こそ、細菌やウイルスからすると「新型コロナウイルス級の怖い存在」なのかもしれません。
人間も動物も植物も、地球の長い歴史の中で細菌やウイルスと共存共栄してきました。
そんな、原点回帰を思わせるような年になるように感じています。