アトリエ通信

2021.9September

手仕事サークル うさとの服展inいやしろち出店 

縄文セミナーで行かせて頂いた 三原のいやしろちさんにて、うさとの服展が開催されました。

いろんな方とのコラボで、その中に手仕事サークルも仲間に入れていただきました。

 

コロナの緊急事態宣言延長でいろんなイベントが軒並み中止になる中、

「こんなときだからこそ、楽しめる場をつくりたい。みんなが笑顔になって帰ってほしい。」

という主催者さんの熱い思いで、予定通り開催されました。この場が自由だという証拠に、マスク着用に関しても、つけてもつけなくてもその人の判断に任せますという方針。自分の心地よいようにいられる自由空間でした。コラボの出店者さんは、ハーブティー、アクセサリー、ステンドグラス、温熱療法、ベジバーガーなど、身体によいもの、暮らしを豊かにする様々なものが集いました。毎朝、出店者が集まってミーティングをする時には主催者さんより「出店する自分たちが楽しみましょう!」というご挨拶から始まりました。そういうイベントですから、来られる人も自由な方々。3日通して人が途切れることはありませんでした。

しかし、私は売りたいという気持ちが強すぎることから、場にそぐわないことをして迷惑をかけてしまいました。気分がふさいでしまい、「私なんか…」とネガティヴにはまっていきました。私はよく自分が迷惑をかけておいて、悲劇のヒロインになってしまいます。そうなると空気が重く、人も寄り付きたくないので売れるわけありません。傷つきたくない自己防衛の心理があり、困難から逃げたいために「私なんかに無理じゃないか」と言い訳をしたいのです。

しかし、今回は「こんな時だからみんなが笑顔になるように、自分だち楽しみましょう!」という場。自分が楽しくなるようにしないと何のために来たんだ!」と気持ちを切り替えようとしました。

一緒に行ったサークルの仲間のTさんは、「自己探求セミナー続けているので、やっと楽しめるようになってきた。自分が楽しもうって決めたら、楽しくなるんよ!」と話してくれました。その言葉にも後押しされて、楽しむためには売ることより人との会話を楽しもうと切り替えることができました。

そうすると、他の出店者さんとも交流が生まれ、ここにいることが楽しいと思えるようになってきました。居場所も自由も、自分が作っていくものなんだなと実感しました。不思議なもので、そうしていると少しですが作品が動きました。大事なのは心を開き、エネルギーを交流させることだと教えてもらいました。

一緒に行った柿原先生は客観的に全体を見て、「完成したものを売るだけでは、一方向のネットの通販と同じ。これからの時代は双方向で、その人の希望するものに作り変えて提供する、柔軟なスタイルが求められると思う。」と今後の方向性を話していました。

ネットは便利だけど、その場所でなければ伝わらない、実際に会ってのやりとりの必要性を改めて感じました。

難しさも楽しさも知った初出店。簡単なことではないし、落ち込むことはあると思いますが、そのたびに今回の事を思い出して、自分から心地よい場を作っていこうと思います。 文:大井

 

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