アトリエ通信

2019.5May

映画上映の新しいスタイル「自主上映会」 って知っていますか?

 今、自主上映会が静かなブームになって、全国各地で盛り上がりを見せています。一般の方が有志で上映し、自宅やイベントスペースなど上映場所を選ばない映画会です。主催者は作品を通して伝えたい!一緒に考えたい!共有したい!という想いがあって、企画し、開催しているという特徴もあります。

 どうしてこういう流れになっているのか?それは、メディアが独占していた情報発信という行為を、誰でもブログやYouTubeなどで行えるようになったことと、SNSを通じて同じ趣味、興味を持つ人がコミュニティを形成し、瞬時に情報を共有できる時代になり、自主上映会のような形で直接情報を届けることも容易になってきたからではないでしょうか?

ある映画監督は、バーチャルコミュニケーションの力が大きくなると、反対のアナログコミュニケーションの力が大きく動き、昔の移動紙芝居のようなリアルな場が、今こそ復活するのではないかとも話されていました。

自主上映は小さな会場に少人数で集まって開かれることが多いですが、1つの映画を通して、それぞれの多様な考えを鑑賞後に語り合うことで様々な考えを共有でき、さらに深まっていきます。

当薬局でも2年前に「不思議なクニの憲法」というドキュメンタリー映画の上映会を2回開催しました。自分たちがどう生きたいかを考える中で、憲法って何?という疑問が沸き、それをきっかけにして、憲法を身近なこととして考えるための「憲法と福祉の会」がスタートしました。

いろんな会場の、自主上映会に行ってみると内容はいろいろだけど、共通のものがあると感じます。ただの娯楽作品ではなく、ショッキングかもしれないけど見過ごしていて本当にいいの?という作品ばかりと感じます。得難い情報ばかりです。

<今後の自主上映会>

6月2日 「真弓定夫先生ドキュメンタリー『蘇れ生命の力』」
     上映会 薬師如来様のお寺、常福寺にて開催

     「たねと私の旅」上映会

6月1日  月舟笘家さん主催

7月14日 たんぽぽごはんの会主催

「真弓定夫先生ドキュメンタリー『蘇れ生命の力』」では医療の本質を、「たねと私の旅」では食の本質を伝える内容です。
どの会も、上映会&ゲストを迎えてのお話会というスタイルです。この機会に是非、自主上映会の臨場感を体験してみませんか?

 

トップに戻る