春の土用はデトックス      25年4月
 年運の通り寒暖の差が激しく、朝晩は冷えるものの、日中はだいぶ春らしくなってきましたね。春は冬の間に溜まったものが、外へ出ようとする季節。エネルギー発散の季節です。特に今年は陽気の上昇が遅れているので、この春の土用は、溜まったものをデトックスするのに最高の時です。冬にたくさん食べた脂分や糖分、タンパク質など、溜まったものをデトックスするのに最高の時です。冬にたくさん食べた脂分や糖分、タンパク質など、溜まった老廃物(毒)を排出しようという働きが活発になります。少し重くなっている身体を、夏仕様の軽い身体にしようと活動を初めてくれるわけです。関節もやわらかくなり、体液もスムーズに流れ始めるので、集中デトックスに適していますが、風邪や鼻水なども起こりがちです。これもすべて排出、排泄のための働きですよ!
 陰陽五行では、春のキーワードは、木=春=肝=胆=酸など!肝臓や胆嚢といった解毒器官が活発に動く季節で、それを助けてくれるのが苦味の春の旬ものです。デトックスしようとする身体の動きを邪魔しないように、甘いものや油っぽいものを控えめにするのも必要です。特に土用は、脾胃が弱る時でもあるので、脾胃の負担をかけないようにするのも大切です。インドの医学アーユルヴェーダでも、春は「カファ」のエネルギーが強くなる季節といって、身体を動かしたり、苦味、渋み、酸味などを積極的にとって調整するのがよいと言われています。春は甘いものや油っぽいものを控えめに!とも言っています。身体を動かして、少し汗をかいたあとに酸味のフルーツを摂って収れんすることも大切です。収れん作用は出過ぎないように程よく必要なものを肝に戻す作用があります。つまり出しっぱなしはダメということです。

デトックス効果の期待出来る食材
スプラウト類豆苗、カイワレ大根、ブロッコリーの芽など
芽吹きの季節は肝の気を上昇させるのと同じ意味。種の堅い殻を破り、土や石ころの抵抗にもめげず発芽する力は、肝の発散と上昇力によるものです。そんな気のエネルギーを一杯持つスプラウトをしっかりいただきましょう!

ヨモギ
昔から日本では、ひな祭りにヨモギの新芽を菱餅に使い、端午の節句では菖蒲とともにお風呂に入れるヨモギ。ハーブの分野では「ヨモギ蒸し」というのがあり、専用の椅子の下でヨモギとハーブをブレンドしたものを煎じて、その蒸気を浴びることでさまざまな効果が得られるという健康法もあるそうです。
ヨモギは食物繊維、クロロフィルも豊富で、腸内を浄化。補血作用や新陳代謝を促進し、血液や胃腸を蘇らせます。また、香り成分にはケガの治療や血行促進、肌を守る効果が期待できると言われています。子宮や卵巣の代謝を促進するはたらきもあるので、生理不順の解消も期待できると言われています。

生ワカメ
春が旬の生ワカメは、海水中の栄養素をたっぷりと取り込み、ほとんどのビタミン類、カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウムなどミネラル、料理のダシになるグルタミン酸、葉緑素、食物繊維が豊富です。特にこの春時期に必要なヨウ素を含有している食品です。
ヨウ素は微量ミネラルの一種で交感神経を刺激して糖質、脂質、タンパク質の代謝を促す甲状腺ホルモンの構成成分です。基礎代謝の活性化や発育の促進など重要な役割を担うほか、、健康な皮膚、髪、爪の構成、余分な体脂肪の燃焼、心臓の働きの強化などの作用を持ちます。春の肝の働きに即した重要な食材です。
 ワカメや昆布などの表面のヌメリはアルギン酸やフコイダンという多糖体です。これらの多糖類は酸性で、水に溶けやすい性質をもった食物繊維です。このヌメリは消化されにくい性質を持っているために、身体を通過していく時にさまざまな物質を一緒に連れて排出してくれます。血液中のコレステロールを低下させて血圧を下げたり、動脈硬化を防ぐのはよく知られていますが、ミネラルと結合しやすい性質のため、有益なミネラルを運び、余分なナトリウムなど、取りすぎると害になるミネラルと結びついて、それを体外に排出する作用があります。さらに発癌物質を排泄する効果も証明されています。
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春に必要な食物

春キャベツ
肝機能を向上させて代謝機能と解毒機能を活発にします。五臓六腑の機能調節作用

たけのこ
苦み成分と食物繊維やカリウムが、余分なコレステロールや血糖値の上昇を防ぎ、水分の代謝もアップさせる、気のめぐりを良くして、体内にこもった熱を収め、イライラを解消する

菜の花
苦味成分、抗酸化作用の高いβカロテンやビタミンCも豊富で活性酸素を除去する。花の蕾にはこれから開花する生命力が秘められている。子どもの発育や精神安定にも役立つ食材。
ふきのとう
独特の苦味をもたらす成分が肝臓をはじめとする消化器官の働きを促進し、解毒と疲労回復に役立つ

せり
ミネラルや食物繊維が豊富で、血中の余分なコレステロールや老廃物を排出する働きもあります。

たらの芽
肝機能を向上させ、解毒を促進させる他、糖の吸収を抑える働きもあり、ダイエットにもGOOD!



西洋タンポポ(ダンデライオン)
はアーユルヴェーダやアラビアの医学、また、北米大陸の先住民の間で先祖代々受け継がれてきた薬草として、漢方ではホコウエイと呼ばれ、日本でも古くから根の部分が使われてきた歴史があります。つまり世界中でメディカルハーブとして使われています。

 特に浄化、解毒作用は素晴らしく、肝と腎両方の解毒を一気に受け持つ優れものです。特に
強肝作用に優れ、肝臓や胆嚢の疾患に優れ、便秘、皮膚疾患、消化不良、鼓腸、疲労回復に利用されています。さらに身体の解毒だけでなく、心に溜まっている感情を解放させる時にも重要なハーブです。

 タンポポの根を焙煎したノンカフェインの「
タンポポコーヒー」が利用しやすいでしょう。





養 生 訓  
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