2018年2月

 西洋医学と東洋医学のはざまで

最近、特別講座を行う関係で、いわゆる代替医療を行っている人たちと出会い、様々なことを取り入れていらっしゃるなと、感心していた矢先、あるニュースに目がとまりました。

アメリカは1971年に「癌に対する宣戦布告」をして、2012年には癌による死亡率が大きく低下した

アメリカの癌患者の97%は標準治療(抗がん剤)投与、放射線治療、外科手術)に補完代替医療を利用している

先進国では癌の死亡率が増加しているのは日本だけ

これを見て、どう感じますか?私は半信半疑で、色々調べたら、欧米諸国と日本の癌による死亡率の差は1.6倍でそこまでかけ離れてはいませんでした。また、死亡率を上昇させている原因は、日本の急激な高齢化社会によるものと、癌の早期発見が困難なためですが、ふと、日本人は「何かにこだわりすぎてはいないだろうか」という考えも頭をよぎりました。

病院の標準治療を受けていたら代替医療を行ってはダメとか、抗がん剤はよくないものだから代替医療は信じないとか。何かに対して『悪』と評価して『善』のみ受け入れる。そんな思考になってはいないか?抗がん剤投与、放射線治療、外科手術に代替医療をどのように組み合わせるかが重要。一方向に偏りすぎない!そのためにも病気や身体のことをしっかりと知っていただきたい。このことは森羅万象すべてにおいて言えることです。(=陰陽五行論)


日本人は本来、多様性の中で生活をし、「ない宗教」を維持してきた。つまり、「こうあるべき!」という教科書がないということ。意外と自由だが自己責任は持つ。そんな環境で自分たちの生活を守り、つちかってきた。

「中道」とは、釈迦が説いたという考え方で、「対する両極を知った上で
両行すること。」これは陰陽五行の世界でも同様。
また、大和言葉の「しあわせ」には、本来「運命」「なりゆき」といった意味があり、良い部分だけでなく、悪い部分も含めて「しあわせ」でした。つまり、良いことも悪いことも合わせて物事の巡り合わせが自分にとって良かったということです。

それぞれの人が多様な治療法をうまく組み合わせて「しあわせ」な治療をおこなっていきたいものですね。

ほのか薬局では、日本の伝統から得た智慧、日本の四季に沿った衣食住、心と身体、アートと科学などを土台として、講座やセミナー、ワークショップでお伝えします。また、患者さんの個性に合わせ、「しあわせな」治療、治癒を提案します。