2020年8月

 セミナーを行うにあたって
 歴史を紐ときながらセミナーを行おうとすると、大変な時間と労力がかかるのですが、ふたをあけたら「見なかったことにしたい」と思いたいくらい、大変なことに気づきます。

「陰陽五行」も漢方の勉強会などで教えられることと、史実は異なる。そして文献を紐解くと、現在の陰陽五行との差異をどのように統合し、解釈していくかという壁にぶつかってしまう。しかし、これからの時代に必要だからやるしかない…。

現在の定説では…漢方も中医学も黄帝内経が原点と言われています。
「黄帝内経」に
一定して流れる理論基盤は「陰陽五行説」という中国独自の哲学思想である
「黄帝内経」は現存する」中国最古の医学書と呼ばれている。「黄帝内経」は「霊枢」と「素問」の2部構成。『素問』は紀元前202年の漢時代の頃から編纂され始めたと考えられている。



ここから様々な分野の流れができてきていると言われています

しかし、紀元前200年の黄帝内経も、762年唐の時代の黄帝内経も産卵して1100年ころに新たに編纂されたものが現存する黄帝内経になっている。中国ではトップが変わる度に史料が消滅することがあり、最古のものは存在していません。日本では、京都の仁和寺に日本最古の『黄帝内経太素』の写本(762年の王冰編纂)が所蔵されている。つまり、現存する中国の黄帝内経と言われるものは、この日本に残されていたものを逆輸入して校正、改変されたものとなっています。

ですから、いつも年運を読み解く時、直訳するとすごい違和感を感じてしまいます。そこで私が読み解きの際に重視するのは日本の四季と星の位置。10年以上やってきてそのスタイルになりました。

陰陽五行を理論基盤として黄帝内経の素問が作られたのは紀元前200年頃。日本は縄文時代後期〜弥生時代の初めで、中国では儒教、仏教、道教ができあがっていた頃です。いずれにも、陰陽五行思想の自然観が取り入れられています。そして、道教の始祖:老子の「老子の古伝」によれば、『古代中国の文化(易、漢方、老荘思想など)は日本の上古代の文化の流れをくむ』と書き残されています。やはりそうだったのか!と納得しました

今回のセミナーは、色んな所から声がかかってそこに集まる方に伝えたいことを精一杯お伝えさせていただきます。どの会場でもコロナ後の社会で生きるにあたり、縄文の暮らしから『常若』
(心むすびを参照)の精神を学んで行きたいと思っています

   笠岡 あるでばらん にて

「草木染」は、5000年の歴史があります。古来から薬草として伝わる植物の「薬効」を天然シルクやコットンに手染めされているあるでばらんさんは、自然界の力を丁寧に染めこんでいることが一番のこだわりです。それこそ縄文の智慧。なぜ、人間は「毛」をなくして衣服をまとうようになったのでしょう。そのような視点にも、智慧が含まれています。季節ごとの縄文の智慧から特に陰陽五行の「肌・肺」や衣、免疫、微生物などを交えてお話しします

  安芸区 平田屋にて

EM菌で菌ちゃんファームを共同で作られているグループの方々とは、昨年から続けて、是非、縄文の智慧をさらに深めていきたい!とすでに1回目は開催済み。
より自然や季節感を取り戻すための宿題を出しています。これも楽しみの1つ。ルールに縛られることなく、菌ちゃんたちがそれぞれの特性を発揮しながら作物を育てていくように、自分たちの特性を生かした社会を形成していく。食の視点から、陰陽五行の精神性を縄文の精神性と統合していくようなセミナーです。

 暮らし 内海 月舟苫家 にて

今の時代にネットからの情報から切り離れた時間の流れのお店・空間の月舟苫家。
“食+アート=命のことをつむぐ場”にて、『次世代に残したい縄文の暮らし』をテーマにセミナーを行います。宇宙の気は、自然の気となり、人間や社会はその気を受けて循環しています。縄文文化は、その自然の中から暮らしの知恵を得ていました。さらに宇宙の星の動きから年の運気を知り、備えながら命をつむいで生きていました。今の私たちの身体や暮らしを見直し、次世代に何が伝えたいか考えてみませんか?

 ◆三原いやしろち にて
平田屋さんとほぼ同じテーマでお話することになると思います。人数が集まれば開催します


ほのか薬局にて
セミナー開催希望があれば開催します。ご希望のテーマで行います