2019年10月

  今年は多い 秋バテに注意! その対策を!
 冬に病が出る場合は、秋の養生に問題があり、秋の土用と言われる時期(10/21~11/7)に、秋の養生の復習をすると良いと言われます。冬の養生に秋の養生を加えることで快適な冬を過ごすことができるので、特に「秋バテ」が顕著なこの頃の養生はとても大切なことと言えます。

今年の冬は「火・陽」が暴走しやすく、意識してもしすぎではないほど秋冬の養生が大切で、特に秋を管理している臓器である肺と大腸の働きは最も弱ります。その働きが衰えると肺気虚といって防衛力が弱まるので、気力体力の維持に秋冬の養生を見直してください。
 ◆秋バテ◆
症状身体がだるい(午前中調子が出ない)、無気力、疲れやすい、肩こり、頭痛、めまい、立ちくらみ、頭がボーっとする、、なかなか眠れない、顔色がくすんでいる、疲れがどっと出る、発熱、抜け毛、食欲がない、胃もたれ、胸やけ、消化不良、風邪をひきやすい など…
 秋バテは、9月以降に現れ、体力のある人でも陥りやすい不調です。
・燃え尽き症候群型…何事も一生懸命頑張る人、最後まで完璧を求める人、上昇志向の人、気を遣いすぎる人
<気虚>
夏はエアコンで快適に過ごし、元気だったけど秋になって急激に燃え尽きる
(限界を超えてしまった or やり終えたと思ったらガクッと急降下で倒れる)

ダラダラ引きずり型
夏バテをそのうち治る!とそのままにしていて、秋バテに引きずった人
<気虚>
→ドンドンと症状が増えるし、慢性化していくばかり…

【原因】
① ジェットコースター並みの気温や気圧の高低差で自律神経が乱れる
→調整のため脳疲労

② 夏の間に、冷たい飲食摂りすぎて内臓が冷えて、内臓の血流を悪化させている。そこに、秋になって食べ過ぎて消化機能を低下させる。(→腸内環境を悪化させる→脳疲労も悪化

③ 秋になって動きやすいからと言って、活動にエネルギーを費やして蓄えがマイナスに

④ 自律神経の乱れで活性酸素を発生し、免疫細胞や脳の神経細胞を攻撃する。そこに②が伴うと免疫力回復が困難になったり、不安や物思いにふけって脳疲労が取れない

秋バテは「うつ」や「感染症」に移行するリスクも! 引きずると、冬バテに進むことも!

【対策
症状がひどい時は漢方で!
☆38~40℃の湯船に10~30分かけて、ゆっくりとリラックスする。

☆適度な運動:燃え尽き症候群型→頑張りすぎない程度の運動にする
          引きずり型→無理のない程度の(20分の散歩など)運動を取り入れる

☆朝ゆっくりとお白湯をコップ一杯飲む(ホット銀河水がおすすめ!脳の興奮を鎮静)

☆食事の中に取り入れたい食材 「気力」のためにも炭水化物は抜かないように!

気虚&血虚に効果のある食材…カボチャ、ニンジン、キクラゲ、ナツメ、松の実、カツオ、サバ、ニシン、ハモ、ブリ、ウナギ、ホタテ、卵など

胃腸にやさしく精のつく食材…豆類(インゲンや枝豆など)、湯葉、豆腐、ブロッコリー、芋類(サツマイモ、里芋、ジャガイモ)、生姜、山芋、シイタケ、鯛、タラ、ヒラメ、白魚など

免疫力をUPさせる食材…カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ、長芋、ゴボウ、レンコン、シイタケ、シメジ、マイタケ、サンマ、鮭、サバ、栗、ぶどう、桃、梨など

 ~秋から冬へは、少しずつ降りていく季節感~
秋の土用は次の季節変化するために気を蓄える時間


夏から秋への変化 陰から陽へ
秋は樹々が徐々に葉を落とし、木の中心や根に栄養を蓄えて冬に備える。

身体でも…『気』は…
冬に向けて、徐々に気を内蔵していく
外向きが減っていく・内向きが増えていく

私達が歩んできた人生の道のりも同じことが言えるのではないでしょうか?絶好調の陽の時期もあれば、全てが裏目に出るもどかしい陰の時期もある。でも、過ぎ去ってみれば、むしろそのもどかしい時期にこそ、私達は様々な経験を心の中へ折り重ねていき、そこから生まれた気づきによって人生が自分なりの奥深い色合いを加えることができたのではないでしょうか?それはまさに今私達が過ごす秋の季節のようなものです。

秋という季節はそんな風に途中下車して感じる時ではないかと思うのです。例えば今、ちょっと苦しい時期だったとしても『暦の中にいる』と思えれば、それは決して停止することではなく状態は変化していきます。もどかしい時期から抜け出す時はそう遠くはないでしょう。

何かを成し遂げたい時にはあせってドンドン突き進むより、むしろあえて立ち止まって自分に与えられているものに感謝し、内なる自分を顧みることも必要です。今年の秋冬の不調はそれを教えているのかもしれませんよ。