2018年3月
 『こよみ』について
 年運セミナーを行った際、「二十四節気は旧暦で見るの?」という質問が出ました。季節と旧暦と二十四節気について、ゴチャゴチャになっている?と感じましたので、ここに解説したいと思います。
    旧暦

の満ち欠けを基準(太陰暦)にしているため、1か月が29日(or30日)になります。
12か月で1年になります。
太陽暦の365日とは約10日のずれ。3年で30日のずれとなる。そこで、3年ごとに閏月を足し(1か月増やして1年を13か月とする)て太陽暦と調節しています。
 1873年(明治5年)まで月の満ち欠けを基準としながらも太陽の動きに合わせて修正する、「太陰太陽暦」と呼ばれるものを使っていました。これが今も使われている旧暦です。

昔から月と農業の密接な関係を観察され、世界中の古代からの書物にたくさんの農法の記載が残っています。昔の人(古代人になるほど世界共通)は長い年月の積み重ねから
月と植物の関係を色々と発見しています。特に農業では栽培管理をしていく上で月との関係は重要な事柄でした。

しかし、日本では明治時代初期に太陽暦が官暦となってからは、旧暦に迷信などが含まれているとして必要とされる農業記事も同時に記載されなくなってきました。月との長い関係の積み重ねが受け継がれなかったことが、
現代農業の栽培管理を難しくしている原因の1つと言えます。

昔は、暦だけに頼らず本当の意味で自然と共存しつつ、自然界の様子をつぶさに観察しながら生活してきました。その何千年もの経験データの蓄積によって二十四節気のような季節感が出来上がってきたのです。はじめに数字の暦ありきではありません。

 
 二十四節気

二十四節気は別名「光の暦」と
言われるように太陽が基準に
なっています。つまり太陽暦。

夏至と冬至と「二至」で4等分

     ↓
さらに春分秋分の「二分」で4等分
     ↓
それぞれの中間に立春、立夏、立秋、
立冬の「四立」を入れて「八節」とする
       

一節は45日。これを15日ずつ3等分し
「二十四節気」とする。

さらに5日ずつ3等分し、時候を表したものが「七十二候」これを、「本朝七十二候」といって、現代でも使われるものです。二十四節気は太陽を基準にしているので、毎年同じ時期に同じ節気がめぐってきます。季節を知るよりどころでもあったため、天候や生き物の様子を表す名前が付けられ、今でも年中行事や時候の挨拶など色々なシーンで使われ、暮らしの中にしっかり根付いているのです。

つまり、種ができる秋や土の中で越冬で芽が出てくるまでの冬は、陰の世界(太陰暦)が重要。芽が出る春や伸びていく夏は光の暦の二十四節気が重要というように古から太陰暦と太陽暦(光の暦)を「しあわせ」て自然と共存する生活を送っていたのです。

季節の体感と暦がずれるのは、地球の軸が少し傾いていて、太陽から受けた熱で空気が温まるまで時間差がある影響です。よって太陽の動きをもとにした暦と感覚の誤差が出てくるというわけです。

さらに、その年ごとの誤差の傾向を表したのが年運です。年運は4000年以上の経験の積み重ねによる宇宙の天気予報。それが及ぼす地球への影響が、私たちの身体にも影響し、心にもつながっていきます。

昔から天文暦数を知る人、日によって世の中を知る人を「日知り(ひじり)」と言いました。それが「聖」として物事の真理に優れた人物や徳の高い僧につけられます。当局も本質や真理を探究し、「ひじり」の域に入れるように研鑽していきます。