アトリエ通信 2019年12月

 

ハートアート展in静岡に向けて
見晴学園を見学してきました

ハートアート展を全国で開催する目的は、心の言葉をアートで表現、アートセラピーをいろんな方に知って欲しいという事と、その地域の人々やグループとも交流して、共に新たなハートアート展を作っていきたいという思いがあります。

来年の開催地・静岡は、障がいのある人の文化芸術活動に力を入れている地域です。6月に展示会会場を下見に行った時のご縁で、11月に箱根にある「見晴学園」という重度の障がい者施設を見学させていただくことができました。

施設スタッフの方もオープンで、隅々まで見学させていただき、個人の部屋まで見せていただきました。丁度訪問日はアート活動の日で、1人1人の身体に合わせたイーゼルが用意され、それぞれ絵を描いておられます。

驚いたのは、その時の施設スタッフの対応です。私達の知るアートセラピーでは、個人の作品はその人の作品だから、他者が手を入れることをしないのですが、見学した時には、スタッフが直接描いたり、手を取って指導しておられました。しかし、それは一人一人の個性や状態をしっかり見ているから、的確に介入していかれることもわかりました。ものすごい愛情です。

その気持ちはしっかり入居者の方々にも伝わっていて、どんな遠くから声をかけても、自分に向かって発せられた言葉だとわかって反応されるのです。まるで、テレパシー交流のようです。

暮らしの中にアートがあることで、そこにいる人たちがイキイキと生活していける。言葉が通じなくても、まさに、アートを介してコミュニケーションができる!それを感じることができる貴重な体験でした。

今後も静岡へ出かけて、いろんな場所を見学させて頂くチャンスに恵まれそうです。私たちの活動も紹介し、交流する中で、どんな新しいものが生まれるのか。お互いに刺激し合ってアートセラピーも進化しそうです。ハートアート展in静岡をお楽しみに!
みなさまも作品などのご協力をどうぞよろしくお願い致します。